甲状腺がんについての情報提供サイトです。 2008年8月29日の最新情報 (ここは、TOPページ)



甲状腺がんは、甲状腺にできるがんのことですが、あまり恐れることのないがんだといわれているそうです。
何故なら、甲状腺がんのほとんど(97%)は分化がんで、がんの中では悪性度が低く、治ることが期待できるものだからです。

甲状腺がんの診断には、超音波検査が有効です。超音波検査では、主に甲状腺がんの大きさや、甲状腺外への浸潤やリンパ節転移の有無などを調べることが可能です。
甲状腺がんでは、甲状腺の切除が甲状腺全体の3分の2以内であれば、甲状腺機能は正常に維持されますが、3分の2以上を手術で切除した場合は、甲状腺ホルモン剤を服用する必要が生じます。

甲状腺がんの症状としては、初期症状はほとんどありませんが、がんが進行してくると、声がかれたりします。さらに気管や食道に甲状腺がんが進行すると、呼吸困難や血痰、嚥下障害などの症状が出ることもあります。この他、喉にしこりができたり、リンパ節が腫れるなどの症状も現われることがあります。
悪性度の高い未分化がんですと、炎症症状や発熱、疲労感、体重減少といった全身症状を伴うことがあります。

甲状腺がんの罹患率は男女差が大きく、1:5の割合で女性に多く発症するのが特徴です。
甲状腺がんの原因と生活習慣との関係については、はっきりとしたデータはありません。乳幼児期に頭頚部に放射線照射を受けると甲状腺がんになる確立が高くなります。放射線療法の5年後から、遅い例では25年経ってから発症したという例もあります。

甲状腺がんは、主に次の4つに分類されます。
まず、乳頭がんは、甲状腺がんの中でも最も多く、全甲状腺がんの80%以上を占めます。
進行も遅くほとんど転移しません。ろ胞がんは、甲状腺がんの中では2番目に多いのですが、乳頭がんと同じく予後は良好です。この二つの甲状腺がんを合わせて分化がんと呼びます。
髄様がんは、先の2つの甲状腺がんと比較すると悪性度が高いのですが、未分化がんほどでは高くありません。この種類は、遺伝があることが知られています。
未分化がんは、全ての甲状腺がんの中で最も進行が速く、治療成績も良くありませんが、その数は僅かです。

甲状腺がんの治療法としては、外科手術によるもの、放射線治療、ホルモン治療、そして化学療法があります。